雷魚釣りとは?ここで言う雷魚釣りとは、ヘビーカバー上でのフロッグを使ったトップウォーターゲームの事である。噂によると、春先のまだウィードが生えないうちはスピナベやミノーでも釣れるらしいが、それは雷魚釣りではない!と、思っております。(あくまで個人的意見ですが)で、何が面白いかと言えば、まず豪快な補食音、そして、魚の巨大さでしょう。他にもフロッグのチューニング等々数えればきりが有りませんがこの2つが最大ではないでしょうか?(他に意見が有れば教えて下さい)どんな人でも1匹釣ればその面白さにはまりまくるようです。(1匹釣るのが初心者には大変ですが・・・)
それと、バスタックルで雷魚狙うのはやめましょう。ラインブレイクイコール雷魚の死につながりますから・・・
雷魚釣りのイメージ
(この文の内容は雷魚ショップで有名な大野さんの雷魚ビデオ「バーストアウト」のオープニングで使われているものです)
灼熱の太陽が、容赦なく僕の肌を照りつけていた。決してとぎれる事の無い蝉の鳴き声が、あたり一面に響きわたる。ただでさえ暑苦しく感じる空気を、いっそう暑く感じさせている。
僕は、その暑さにうんざりしながら、汚れた右手で額の汗を拭き、その手をズボンで拭った。
僕の目の前には、奴のパラダイスが広がっている。アングラーの進入を拒むように、水際にうっそうと生えるアシ。余す所なく、水面をおおい隠すヒシやハスなどの水性植物。そして、やつの餌食となるカエルや小魚達。僕は、はやる気持ちをおさえて水面を見渡す。奴は何処にいるんだ。いったい何処に潜んでいるんだ。ピリピリと神経をとぎすまし、奴の気配を水面下から感じ取る。あそこだ!そう感じたポイントへ太く鋭いフックを身につけたゴムのカエルを優しく送り込む. . .
引き詰めたヒシモの下で、お世辞にも綺麗とは言えない水が、奴に、小さな命の気配を伝える。高鳴る鼓動で、心臓が張り裂けそうだ。僕は大きく深呼吸をし、焦る自分を落ち着かせる。全神経を指先に集中させると、ロッドをほんの少しだけ揺らした。その瞬間、ゴムのカエルに命が吹き込まれる。GO!GO!STOP!GO!STOP!GO!ヒシモの上をカエルが怪しげに踊り、奴を魅了する。こい!こい!心の中で何度と無く強く願う。こい!はやく喰ってこい!さっき拭き取ったはずの汗が、額から流れ落ちた。
そのとき!・・・・・・・・・・